今回は『グロリアス・マスカレード』のIFについて考察します。
5章にてロロの計画は阻止されましたが、もしロロの計画が成功していたらツイステッドワンダーランドは混沌に陥っていただろうな……と管理人は思うのです。
そこでこの記事では、もし紅蓮の花が世界中に広がり魔法が消えていたらどうなっていたか?というIFの世界線について考えてみました。
早い話が、グロリアス・マスカレードのバッドエンド版です。
目次
ツイステ考察|もしロロの計画が成功したら世界はどうなっていた?
計画の失敗は、ロロにとって救いだった
グロリアスマスカレードの最終章にて、ロロは『紅蓮の花』によるテロが失敗して悲鳴をあげいました。しかし管理人はむしろ、この計画が失敗したことは彼にとって救いだったと思っています。
なぜならこの計画が成功していたら、ロロは今度こそ罪悪感に耐えきれず自暴自棄になっていたでしょうから。
そもそもロロは「弟のような可哀想な子を出さないために魔法を消す」と言っていますが、ツイステッドワンダーランドから魔法がなくなったら、もっと可哀想な子がたくさん産まれるのは明らかです。
この世界では医療現場でも魔法を使っているので、魔法がなくなれば医療レベルが下がるのは明白。もしロロの計画が成功していたら、そのせいで病気の治療ができなかったり最悪命を落としたり……という可能性もありますよね?
そして災害が起こった時も、魔法が使えないとなるとライフラインの復旧が遅れるでしょう。
つまり魔法が消えたら、医療面やインフラ面で被害者が続出するワケですよ。
関連:ツイステ考察|ロロの偏った正義感とマレウスへの執着のはなし
責任転嫁をできなくなったロロは…
そうなると「魔法さえ使えればこの子は助かったのに…!」とか言い出す人も絶対に出てくるはず。
その光景を見てしまったら、さすがのロロも「私は悪くない!」とは言えないでしょう。なぜなら紅蓮の花によるテロは、彼一人で起こした計画だから。もう言い逃れはできません。
責任転嫁することもできず、ただ世界で起こる惨状を見ているしかできない。そうなったら今度こそロロは罪悪感に耐えきえれなくなるでしょう。
ロロは根っからの悪人ではないので、少なくとも正気ではいられないはず。もし正気を保てても、散々悔やんで悩んで残りの人生をすべて贖罪に費やしそうな気がします。
被害者の恨みは、確実にロロに向かう
さらにこの場合、被害者の遺族は何を思うのか?答えは簡単。
『魔法を消したロロ・フランムを許さない』
そう思うはずです。
ロロが魔法を恨んだように、遺族もロロを恨む。その後はもう……文章化できないくらい悲惨な事になるでしょうね。復讐が復讐を呼びます。バッドエンドまっしぐら。
ロロの計画が失敗したことは、むしろ彼にとって救いだったのでしょう。
オバブロせずに済んだのも幸運
また紅蓮の花に魔力が吸われていたことも、ロロにとっては幸運でした。
ロロは5章での戦闘時に捨て身で魔法を使っていたので、相当なブロットが溜まっていたはず。それでもオーバーブロットせずに済んだのは、魔力が吸われていたからでしょう。
またあの場にはロロを引き止めてくれる人がいなかったので、オバブロしたらもう元には戻れなかったと思います。
NRCの面々が正気に戻れたのは、あくまで現実に引き戻してくれる人が傍にいたから。リドルにはトレイが、アズールにはリーチ兄弟がいましたから。
そう考えると、ロロは首の皮一枚繋がった印象ですね。
『茨の谷』はインフラが失われ、他国以上の被害を受ける
茨の谷における損害
ツイステッドワンダーランドから魔法が消えれば、マレウスの故郷である『茨の谷』はとんでもない事態に陥っていたでしょうね。なにせ茨の谷の人間はほとんどが魔法を使って暮らしているそうですから。
彼らにとって魔法が失われることは、今まで生活の一部だったものーーー例えるなら電気が使えなくなるようなものでしょう。
もしかすると、魔法がなくなって一番困るのは『茨の谷』かもしれませんね。
アズールの場合
アズールに関しても、黄金の契約書が使えなくなるので確実に困るはず。今まで培ってきた様々な魔法も使えなくなるので、確実に売り上げはマイナスになるはずですがーーー
不思議なことにアズールの場合は、魔法が使えなくなっても上手く商売をして高笑いする印象しかありません。
魔法が使えないのなら別の商売を考えて、むしろ魔法がなくなったことで生まれる需要を逆手に取る。そして相変わらず利益を叩き出して、業績右肩上がりで高笑いをする。
バッドエンドを想像していたはずなのに、アズールに関してはそんな光景しか思い浮かびませんでした。
まとめ|グロリアスマスカレードがもしBADENDだったら?
考察まとめ
今回は『グロリアス・マスカレード』のバッドエンド版について考察しましたが、あまりの救いのなさに自分で書いていてドン引きしました。これは酷い。
以下、この記事の内容をザックリまとめました。
- ツイステッドワンダーランドから魔法が消えたら、どうあがいても大事故になるし数多くの被害者が出る。
- 魔法がなくなればロロは救われるかもしれないが、それは一時だけ。
- 魔法がなくなったせいで命が失われる現場を目の当たりにすれば彼はまた絶望する。
- ようやく許さたと思ったらまた絶望するという負のループ。
- どうあがいても救われない。
ロロは凶行に走ったものの、根っからの悪人ではないし人を思いやる心もあるので、以前以上の罪悪感に襲われるはず。
ロロは計画が失敗して絶望していましたが、皮肉にもそれが彼にとっての救いだったのかな…という考察でした。