ツイステの『グロリアス・マスカレード』に登場するロロ・フランム。彼の元ネタ(モチーフ)になったのは『ノートルダムの鐘』のフロロー判事です。
この記事ではロロの公式プロフィールを紹介しつつ、また原作におけるフロロー判事との共通点について徹底的に解説します。
目次
ロロ・フランムのプロフィール|性格・年齢・身長など
ロロ・フランムとは?
廉潔・清純を信条にするノーブルベルカレッジの生徒会長。”正しき判事”の公明正大な精神を尊敬している。真面目な性格から周囲の生徒達に慕われているが、神経質な一面も。
引用元::ツイステッドワンダーランド
ロロ・フランムは花の街にある魔法学校『ノーブルベルカレッジ』で生徒会長を務める青年。優秀な魔法士であり魔力も豊富。補佐には「全生徒のあこがれ」と言われるほどです。
以下はノーブルベルカレッジの生徒たちの台詞ですが、これを読むだけで彼がどれほどの実力者か分かるでしょう。
副会長「会長は自分にも他人にも厳しい方ですが……とても真面目な方なんです」
補佐「ストイックで、思慮深くて、成績も優秀。魔力も豊富であり、イマジネーションの力も強い。ロロ会長は、ノーブルベルカレッジの生徒たちの憧れなんですよ!」
引用元:ツイステ|グロリアス・マスカレード~紅蓮の花と救いの鐘~3章
公式プロフィール|年齢・身長など
- 学校・学年:ノーブルベルカレッジ3年生
- 誕生日:2月2日(水瓶座)
- 年齢:18
- 身長:178㎝
- 利き手:右
- 出身:輝石の国
- 部活:ハンドベル部
- 得意科目:魔法薬学
- 趣味:掃除
- 嫌いなこと:魔法
- 好きな食べ物:葡萄
- 嫌いな食べ物:サバラン
- 特技:園芸
上記は2023年9月に追加されたロロの公式プロフィールです。ちなみに授業ボイスを聞いたところ、飛行術よりも馬術の方が好きだそう。
そして『ハンドベル部』について可愛いイメージを持つ人もいると思いますが、低音域のベルは重さ7~8キロという事実を覚えておいてほしい。
性格について
ノーブルベルカレッジの生徒から尊敬され、副会長によれば「自分にも他人にも厳しくとても真面目な方」との事。
なおアズールも5章にてロロのことを「真面目で神経質」と言っていたので、誰から見ても真面目な性格なのでしょう。
また恐ろしいほどの精神力を持ち、ほんの一時とはいえマレウスが恐れるほどに執念深いのも特徴。
いつも眠れない
会長服のパソストで、ロロは「どうせ今夜もまたろくに眠れはしない」と呟いていました。となるとロロの目の下が黒いのは、やはり化粧ではなく隈なのかも?
家族構成
弟がいたものの幼少期に死亡。なお口調が丁寧で古風なことから、ロロは上流階級の生まれと推測されます。詳しくは別記事『ツイステ考察|ロロの弟について』にまとめました。
『ノートルダムの鐘』におけるフロローの立ち位置
原作のフロロー判事はどんなキャラ?
ロロ・フランムの元ネタとなったのは、ディズニー映画『ノートルダムの鐘』に登場するヴィラン・フロロー判事です。
ロロ・フランムというキャラクターを知るために、まずは原作におけるフロロー判事の性格や生い立ちを知っておきましょう。
- ディズニー映画『ノートルダムの鐘』に登場するヴィラン。本名はクロード・フロロー
- 怪物のような姿をした子供・カジモドの育ての親。ただしカジモドの両親が亡くなったのはフロローのせい
- フロローは最高裁の判事であり、パリの権力者。世の中の悪をすべて消し去りたいと願っている。
- しかし判事でありながら差別主義者。ジプシー(ヨーロッパに実在する移動型民族)を悪と見なし滅ぼそうとする
- エスメラルダというジプシーの女性に恋をするが、その感情を恋だと認めず「私は妖術で惑わされた!」と考える
- エスメラルダを自分の物にするため、彼女を捕まえようとパリの街に火を放った
早い話が、フロロー判事は偏った正義感を持った激情家なのです。この点を踏まえて、ロロとの共通点を見ていきましょう。
関連:【ツイステ考察】ロロの偏った正義感とマレウスへの執着について
元ネタについて解説!2人の共通点まとめ
ロロの言動を元ネタと比較すると
ロロ・フランムの言動や外見には、フロロー判事との共通点が多く見られます。そこで次は、元ネタとの共通点について解説します。
ハンカチの柄が同じ
ロロが普段使っているハンカチは、エスメラルダのスカーフと同じ模様です。なおフロロー判事は原作映画にて、彼女のスカーフに頬ずりしていました。
大きな指輪
ロロの手には指輪(恐らく彼のマジカルペン)がはめられています。フロローもその見栄っ張りな性格から、高価そうな指輪をいくつも付けています。
偏った正義感
魔法士を悪党と呼び、その存在ごと消し去ろうとしたロロ。この考え方はジプシーを悪と見なし根絶しようとしたフロローとよく似ています。
どちらも社会的強者
生徒会長と最高判事。肩書は違えど、どちらも権力者です。
トプシー・ターヴィーデイを嫌う
ロロがトプシー・ターヴィーデイを嫌っていたように、フロローもまたこのお祭りを嫌っています。この日は何もかもが逆さまになる(つまり地位すらも逆になる)ので、権力者である彼にとっては面白くなかったのでしょう。
花の街に火を放つ
4章にて花の街に『紅蓮の花』を放ち、街を赤く染めたロロ。一方でフロローはパリの街に火を放ちました。
感情の激しさ
普段のロロは冷静で無表情ですが、意外にも感情豊かな面があります。なおフロローもかなりの激情家で、どちらも一度火が付くと止められないタイプ。
激怒したときの表情
ロロが激怒したときの顔は、フロローが激怒した時の顔にそっくりです。
原作と同じセリフ
「お揃いで諸君をお招きしよう」などの台詞は、原作でもフロローが使っていました。
家族構成について
弟がいたものの幼い頃に死亡。なおミュージカル版のフロローにも弟がおり、こちらは病死しています。
ユニーク魔法
炎を身にまとうなど、効果も呪文もフロローを連想させます。詳しくは次章参照。
名前の由来について
『ロロ・フランム』という名前については、元ネタである『クロード・フロロー』が由来です。
また彼の苗字である『フランム』はフランス語で『炎』を意味します。フロロー判事は『ノートルダムの鐘』の終盤でパリの街に火を放ったので、そのシーンに由来しているのでしょう。
ユニーク魔法について|効果も呪文も原作がモチーフ
ユニーク魔法のモチーフ
ロロ・フランムのユニーク魔法 | |
名称 | くすぶる欲望(ダーク・ファイア) |
効果 | 炎で自分の体を包み込み自在に操る。 |
呪文 | 紅蓮よ この身を焦がし 私を導け |
ロロのユニーク魔法は炎を身にまとうゴリゴリの攻撃型。効果も呪文もフロロー判事をモチーフにしたものだと分かります。
まず炎を身にまとう効果について。これはエスメラルダの恋心に身を焦がし、最終的には天罰により炎の中に落ちたフロロ―を連想させます。
また相手の恐怖を糧にするという設定も、人々から恐れられたフロローとよく似ていますね。
さらに詠唱にも『この身を焦がし~』というフロローっぽい言葉が入っているので、原作ファンにはたまらない設定でしょう。