ツイステに登場するロロ・フランム。事故で弟を失うという悲しい過去を持つキャラで、さらにその後発現したユニーク魔法も彼にとって非常に残酷なものでした。
そこでこの記事ではロロの過去とユニーク魔法にまつわる情報。およびそれらに対する管理人の見解をまとめました。
目次
ロロ・フランムのユニーク魔法が残酷すぎる件
ロロ曰く『おぞましい』ユニーク魔法
ロロのユニーク魔法『くすぶる欲望』は、自分の体を炎で包み込んで自在に操ることができます。
戦闘型の強いユニーク魔法ですが、ロロの過去を考えると非常にエグイ魔法でしょう。本人も5章にて自身のユニーク魔法を「おぞましい」と称していました。
ロロの弟は炎に包まれて亡くなったので、ロロは炎がトラウマになっているはず。にも関わらず、彼に発現したのは炎を身にまとうユニーク魔法だったのです。
弟を奪った炎が、今度は自分の身を包むのですから。ロロの立場なら確かにおぞましいと感じるでしょう。
『くすぶる欲望』に込められた皮肉
レオナもそうですが、ロロのユニーク魔法は使用者と相性が悪すぎます。何でよりによってコレ?と言いたくなるような効果です。
おまけにユニーク魔法の名称が『くすぶる欲望』なので、真面目なロロは頭を抱えたと思われます。
自分の中に欲があるなんて認めたくないけれど、ユニーク魔法はその人の個性を表すもの。言い換えれば、ユニーク魔法の発現により『お前の中にも欲望があるんだぞ』と突き付けられた状態です。
いつも正しく振る舞ってきたロロとしては、ショックだったでしょうね。
ユニーク魔法によって怪物になり果てる
ロロは5章にてマレウスのことを”怪物”呼ばわりしていましたが、最終的には彼自身が炎の怪物のような姿になっています。
あの時点でどちがか怪物かと聞かれれば、当然ロロでしょう。
ロロはマレウスのことを怪物と言っていますが、本当の怪物はロロ自身だったのです。
そもそも原作の『ノートルダムの鐘』は、誰が心ある人間で誰か怪物かというストーリーであり、原作における怪物とはフロローのことです。
そう考えると、やはり『グロリアス・マスカレード』における怪物はロロなのでしょう。
本イベントではマレウスの人間臭い面が描かれていたのも、ロロとの対比になっている気がします。
関連:ツイステ考察|ロロ・フランムの偏った正義感とマレウスへの執着心
弟との過去|魔法が発現してから事件が勃発するまでの経緯
ロロの弟が亡くなった経緯
ロロ・フランムの弟は、幼いうちに魔法が発現した強い力を持つ子供でした。そして弟はかなり魔法に熱中します。それも正しい指導者がいないまま。
ブロットが溜まるほどの力は無くても、子供が魔法を使用する時は慎重にならなければなりません。イデア曰く「どんな魔法も使い方を誤ればマッチやナイフのように危険なものになる」との事ですから、その危険性は推して図るべし。
しかしロロも弟も子供だったので、それを知りません。
結果、弟は悲惨な最後を迎えました。2人で魔法を使って遊んでいたある日、制御できなくなった魔力が使用者である弟の身を襲ったのです。
当時まだ魔法を使えなかったロロは目の前で苦しむ弟に何もしてやれず、そのまま弟は死亡。
なおロロの回想から推測するに、弟は火花を出す魔法を使っていたのでしょう。そして魔法が暴走した結果、火花は炎となって弟を火だるまにしたと思われます。
補足|イデアの台詞を深読みすると
実のところツイステの文章内には『ロロの弟が死亡した』という表記がありません。しかしイデアの以下の台詞から、死亡したとみて間違いないでしょう。
「悩んで悩んで、それで大切なものが戻らないなら全部滅茶苦茶にしようって思うのも……」
引用元:ツイステッドワンダーランド
『戻らない』という事は、つまりそういう事でしょう。弟がかろうじて生きている可能性も考えましたが、この言い方だと期待はできません。
家族構成について考察|上流階級の子供か?
貴族的な言動から家柄の良さがわかる
言動から推測するに、ロロは上流階級の子供でしょう。
由緒正しい家柄か、エリート一族(リドルのような家柄)かもしくは富裕層あたりだと思われます。
このように考えたのはロロ本人が礼儀正しく、また彼の弟も「お兄様」と畏まった口調であることが主な理由です。
兄弟そろってこのような口調なら、フランム家はしつのけの行き届いた家庭だと考えるのが妥当でしょう。そもそもの話、一般家庭の子は二人称で「卿」なんて使いませんから。
個人的には、ロロは由緒正しい家柄なのかな…と思っています。
追加情報|パソストで両親との関係が明かされる
両親との関係
『ロロ・会長服』のパソストでは、ロロが定期的に両親に手紙を書いていることが判明しました。
あの事件以来、両親はとても心配症になったので近況報告をしているそうです。
まとめ|ツイステ世界における救いのないキャラ
ロロの生い立ちまとめ
ロロは不幸な事故により弟を亡くしています。
当時のロロは弟が燃えて苦しむ様子をずっと見ているしか出来なかったので、その後悔と罪悪感は計り知れません。
さらにその後、ロロ本人も憎んでいた魔法士になってしまい、おまけに発現したユニーク魔法は炎を身にまとう…というトラウマをえぐるような残酷なものでした。
彼にとっての現実はあまりに残酷で、個人的にはイデア並みに救いがないキャラだと思っています。
弟が亡くなっている件については同じく五章でのアズールの「自分も、弟を失った原因である魔力を手に入れ、恨んでいた魔法士と同じになってしまったわけですから」というセリフからも裏付けが取れると思います(これに対しロロが否定している様子もないので)
補足ありがとうございます!
ツイッターで「火だるまになったけど弟が生きてる可能性もある」的な話を読んだため記事を書くとき不安だったのですが、これで確信が持てました。